株主・投資家の皆さまへ
平素は格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
昨今のAI普及に伴うデータセンターや半導体工場の新増設を背景に、将来的な電力需要の増大が見込まれています。加えて、ホルムズ海峡等を始めとする地政学リスクが高まる中、CO2を排出せず、エネルギーの自立化に資する電源の導入は枢要な課題となっており、国内のエネルギー自給率向上と再生可能エネルギーの重要性は一層高まっています。2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」においても、再生可能エネルギーの存在は大きく、電源構成の4~5割を目標とし、2040年度の主力電源に位置づけられています。
このような中、当社は、2025年5月に『中期経営計画2030』を発表し、その目標達成に向けて着実に事業を推進しております。
2025年9月には、唐津バイオマス発電所が営業運転を開始し、当社が保有するバイオマス発電所計7ヶ所全て(計445MW)が運転フェーズへ移行しました。今後は、全発電所の安定稼働と適切なメンテナンスを通じて、天候に左右されない安定かつ高収益なベースロード電源としての機能を最大限に発揮し、長期的な収益基盤の強化と再生可能エネルギーの安定供給に貢献してまいります。
また、同年10月には、姫路蓄電所が当社グループ初の系統用蓄電事業として営業運転を開始しました。さらに、2026年3月には、国内最大規模の市場販売型蓄電事業である菊川西村蓄電所が着工いたしました。当社は、今後も複数の大型蓄電所の着工・完工を計画しており、電力系統の安定化と更なる再生可能エネルギーの導入拡大に、より一層貢献してまいります。
このほか、小規模・分散型太陽光事業や、建設が進む苓北・天草風力事業などを含め、現在建設中・運転中のポートフォリオは合計で約1.6GWに達しました。2026年度には複数の海外事業の着工を予定しております。
創業25周年を迎えた当社は、「ビジネスを通じて環境問題を解決する」という、創業以来変わらない理念のもと、持続的な成長と企業価値の向上に邁進してまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(2026年6月)
株式会社レノバ
代表取締役社長CEO