バイオマス発電
バイオマス発電とは、木質資源や植物残渣などの生物資源(バイオマス)を燃料とした発電方法です。
レノバでは、国内の未利用材から作られた木質チップ、海外の木質ペレット、パーム椰子殻(PKS)などをバイオマス燃料として利活用します。
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バイオマス発電の特徴
光合成により大気中の二酸化炭素を吸収・固定して成長するバイオマス資源を燃料とした発電は、大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えないカーボンニュートラルなものとされています。化石燃料の代わりにバイオマス燃料を利用することにより、地球全体での二酸化炭素の排出の抑制が可能となり、地球温暖化防止に貢献します。また、地域のバイオマス資源を利活用することで、資源の収集や運搬、発電所の運営など、新しい産業と雇用が創られ、地域の活性化にも貢献します。
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バイオマス発電のしくみ
レノバが取り組むバイオマス発電は、燃料を燃焼させ高温高圧な蒸気を発生させることにより、タービンを回転させて発電する火力発電です。再生可能エネルギーであると同時に、自然条件によらず安定した出力で発電可能なベースロード電源としても用いることができます。
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バイオマス燃料に関する当社の取り組み
責任ある燃料の調達
当社のバイオマス発電所では、国が定めたガイドラインを遵守し、第三者認証等を通じて燃料の合法性・持続可能性とトレーサビリティが確保された燃料を調達しています。
これに加え、当社独自の「バイオマス燃料のサステナブル調達方針」を定め、主要なサプライヤーに対する調査やヒアリングを実施することで、この方針が満たされていることを確認しています。CO2削減に貢献
バイオマス燃料の原料調達から発電所で燃焼されるまでの全工程(製造、輸送を含む)で排出される温室効果ガスを“ライフサイクルCO2”といいます。当社のバイオマス発電所は、このライフサイクルCO2を一般的な火力発電と比較して80%以上削減しています。これにより、地球温暖化の防止に大きく貢献しています。- *12030年のエネルギーミックスを想定した火力発電のライフサイクルCO2(資源エネルギー庁 事業計画策定ガイドライン)
- *2当社発電所の平均値として
- *3光合成によりCO2 を吸収して成長するバイオマス資源を燃料とした発電は「京都議定書」における取扱上、CO2を排出しないものとされています。
(資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー)