社会

相談窓口

レノバグループでは、不正行為等の早期発見と是正を図り、社会的な信用を確保することを目的として、以下の企業倫理ホットラインの窓口を設置しています。レノバグループの全役職員(役員・社員・出向社員・契約社員・派遣社員・アルバイト)及び当社取引先の役職員が利用可能であり、電話、Eメール、FAX、書面等でアクセスすることができます(社内窓口、監査役窓口は面談も可能)。

相談窓口 公益通報対応業務従事者
社内窓口 レノバ内部監査室に所属し、
当社が指定した者
監査役窓口 レノバの監査役のうち、
監査役会が指定した者
社外窓口 レノバが指定した弁護士等

<相談内容のエスカレーション>

相談窓口に提供された情報は下記のプロセスで報告が行われます。
社内窓口に情報が提供された場合、社内窓口担当者は速やかに事実調査を行い、必要と判断した場合には、関係部署に対して適正化のための措置を指導します。また、経営に重大な影響を与えるおそれのある場合は、その内容に応じて常勤監査役やコンプライアンス委員会の委員長に報告します。
監査役窓口に提供された情報のうち、役員に関する情報以外は社内窓口担当者に報告します。
社外窓口に提供された情報は、社外窓口担当者が速やかに初期確認を行い、必要な内容を、社内窓口に報告します。

<相談内容の秘密保持>

相談窓口の利用者は、法令や規則等に違反する不正行為、ハラスメント、その他レノバグループの名誉や社会的信用を害する行為等について、実名または匿名で相談することができます。情報の処理にあたっては、情報提供者の承諾がない限り匿名化して行われ、業務上その情報を知り得た者には守秘義務が課されます。また、社内窓口及び監査役窓口の担当者は、情報提供者や調査協力者が不利益を受けないよう、事後もフォローアップも行っています。

エンゲージメントサーベイ

レノバグループでは、組織パフォーマンスや定着率の改善にはエンゲージメントの改善が重要であると考えています。従って、エンゲージメント・サーベイを重要な経営指標の一つとして測定・評価し、人事施策の改善・強化に役立てています。
エンゲージメント・サーベイは全従業員を対象に、年に1回実施しています。サーベイ実施後は、「課題抽出(全社、各本部)」、「重要課題の決定」、「改善アクションの実施」、「モニタリング」から成る年間のサイクルを回しています。

働き方・福利厚生

レノバでは、社員一人ひとりがキャリアもプライベートも大事にしながら、プロフェッショナルとして自律的に働くことのできる、柔軟な職場環境と福利厚生制度を備えています。下記の制度は全ての従業員が利用することができます。

制度 内容
働き方 社員が自律的にリモートワークとオフィスワークを組み合わせて働くハイブリッドワーク
コアタイム無しのフレックスタイム勤務
休暇・休業
  • 1時間単位で取得可能な有給休暇

  • 半日単位で取得可能な家族の看護、自身の通院等に使える各種休暇

  • 入社から5年を経過した社員に付与される4週間のリフレッシュ&ディベロップメント休暇 等

健康増進
  • 人間ドック、健康診断、インフルエンザ予防接種の補助 等

慶弔
  • 結婚祝金、出産祝金、弔慰金、傷病見舞金、災害見舞金 等

育児支援
  • 産前産後休暇、配偶者出産休暇、育児休業制度、所定外労働の免除、時間外労働の制限、深夜残業の制限、育児短時間勤務制度、子の看護休暇、ベビーシッター補助 等

資産形成
  • 従業員持株会

  • 確定拠出年金(対象は満60歳未満の社員、無期契約社員)

介護支援
  • 介護休業制度、介護休暇、所定外労働の免除、時間外労働の制限、深夜残業の制限、介護短時間勤務制度 等

その他
  • 当社の健康保険組合が契約する全国のリゾート施設の割引

  • 福利厚生サービス(健康支援&福利厚生支援)等

従業員持株会

レノバグループは、従業員の長期的な資産形成の支援、企業経営への参画の意識向上を目的として、自社株式の定期的な積み立て購入を支援する従業員持株制度を運営しています。対象は入会を希望する全従業員であり、従業員の給与や賞与からの天引きにより、一定額を持株会へ拠出します。社員拠出金の10%相当の奨励金を支給しています。

従業員株式報酬制度

毎年1回、戦略目標に対して、大きな貢献を果たすと期待される社員を対象に株式交付の権利を付与する株式報酬制度を導入しています。

人事制度

1. 制度概要

レノバは、社員の自律性を重んじ、「エキサイティングな自己実現の機会を提供すること」を社員に対するコミットメントとしています。社員一人ひとりの成長と、組織、事業の成長の好循環を生み出し続けるため、事業戦略を人事戦略・制度の面から支えるため、常により良いあり方を検討し、進化を続けています。
自己実現の機会提供として、社員の自律的なキャリア形成(異動・能力開発)を支援するため、各個人が描くキャリアプランや異動希望について、キャリアプラン調査を通じて把握し、人材の適正配置につなげています。
また、レノバのミッション、ビジョンとの一貫性、経営戦略との結合力を高める人事制度の三本柱が「役割等級制度」「評価制度」「報酬制度」です。

2. 役割等級制度

全社員が業務やプロジェクトを遂行する上で求められるグレード(役割期待)を、G1からG6まで全部で6段階の等級毎に定義しています。評価項目の設定、昇降格の判断、報酬を決定する基盤となります。
エントリー・プレイヤー → サポート・プレイヤー → 主力プレイヤー → 業務 / プロジェクト担当マネージャー → 業務 / プロジェクト統括者 → 業務 / プロジェクト上位責任者、と等級が上がるにつれ、より高度な専門スキルやリーダーシップ、影響力の発揮を期待されます。

3. 評価制度

昇降格の判断、報酬を決定する基礎となるため、企業価値向上や求める⼈材像に合致した⾏動・成果を公正に評価しています。
MBO(目標管理制度)を導入しており、1年毎に、社員本人と上長の合意により、各社員のグレード(役割期待)に応じて組織目標を達成するための個人目標を設定し、自己評価、評価面談、部門内 / 部門間の評価会議や審査委員会を経て、期間中の評価や昇降格を確定し、一次評価者から社員本人に評価結果と理由がフィードバックされます。

4. 報酬制度

役割等級、評価、会社業績と連動し、企業価値向上への貢献や求める⼈材としての⾏動を公正に処遇します。
基本給や賞与に加え、全社レベルでの著しい成果や特別な貢献を果たしたプロジェクトを対象とする「特別報奨」や、自身の役割や期待値を超えて活躍した社員を対象とする「特別加算」を設定しています。

5. フィードバック

上司(一次・二次評価者)と部下(被評価者)は、期初に業績目標や行動評価項目に関する期待値をすり合わせ、目標を設定します。
両者は年間を通じて、個別面談や中間面談を繰り返し実施し、目標の達成を目指しています。対象は全ての正社員と一部の契約社員です。
上司には、部下の目標達成に向けた進捗を確認しながら、能力やキャリアの開発を支援することが求められています。個別面談を月に1回以上の頻度で実施することが推奨されており、部下の能力開発や目標達成のためのフィードバックやアドバイス等を定期的に行っています。また、年に3回の中間評価を受けた中間面談では目標の達成度を途中評価し、必要に応じて目標を更新します。

なお、毎年1回、戦略目標に対して、大きな貢献を果たすと期待される社員を対象に株式交付の権利を付与する株式報酬制度を導入しています。

能力開発

職種に特化した開発研修プログラム

レノバの企業理念である「グリーンかつ自立可能なエネルギー・システムを構築し枢要な社会的課題を解決する」を実現するためには、高度なスキル、ナレッジを有する人財を育成することが不可欠です。
レノバでは、レノバで活躍し成果を出すために必要なスキルを「マインドセット/汎用的スキル・ナレッジ/専門的スキル・ナレッジ」の3分類、13の詳細項目で定めています。これらのスキルをふまえて、社内の各本部から人財育成に対する要望を幅広く集約し、能力開発施策を網羅的に整備し、社員に提供しています。

レノバで求められるスキル

  • 専門的スキル・ナレッジは、全ての社員が習得する必要が生まれうるもののみ記載しております。
    本部や部門の業務毎に更に多用な専門的スキル・ナレッジが求められ、それらの能力開発は本部・部門毎に行うものとします

「マインドセット」研修では、レノバに対する理解を深めるとともに、社員同士のつながりをつくることを目的としています。
「汎用的スキル・ナレッジ」研修は、各本部に共通するカリキュラムから構成されています。ITリテラシーやリスク管理、ロジカルライティング、タスクマネジメント、セルフマネジメント、コミュニケーション、異文化への対応、リーダーシップなど、どのようなフィールドでも必要とされるような幅広い内容の研修が提供されています。
また「専門的スキル・ナレッジ」研修では、各本部やプロジェクト、業務、職種特有の専門的な研修を提供しています。具体的には、事業開発・運営(風力・太陽光・系統・蓄電池等の専門技術やファイナンスなど)、PJTマネジメント、組織マネジメントの3分類の研修があります。

スキルと知識の開発研修

能力開発に係る施策と対象の目安となる等級との関連性を示したものが以下の「能力開発体系」です(内容は2024年度実施分)。施策の実施形式は「研修」「e-learning」「オリエンテーション」等に加えて、配置・異動や人事制度で担保するものやコーチング形式もあります。一部の施策は、該当の能力開発項目を必要とする本部・部門・対象者を絞り選抜型で実施します。

  • 表中の「研」は研修、「e」はe-learning、「オ」はオリエンテーションを示している。

レノバでは、入社、プロジェクトリーダー就任、管理職への昇格など、社員に求められる責任や役割が変わるそれぞれのタイミングにおいて、各段階で必要とされる知識やスキルを習得するための研修を実施しています。

タイミング 研修プログラムの例
入社 会社についての理解や、新社会人としての基本的なリテラシーに関する研修
プロジェクトリーダー着任 プロジェクトリーダーとして求められる能力要件に基づいた、着任前後の育成プログラムを検討・準備中
管理職への昇格 組織マネジメントのリテラシーを身に着けるための研修を複数実施。
役職登用後の社員はもちろん、今後候補となる人材も一部参加
役員就任 エグゼクティブコーチングを実施